お母さまの付き添いのもと千葉県よりお越しくださったM様(10代・学生)の診断レポートとご感想をご紹介させていただきます。
目次
ご受講のきっかけ・お悩み
以前から、レタグラフィー(カリグラフィー)講師仲間としてMさまのお母さまのSさまと親しくさせて頂いておりました。
昨年、Sさまご自身のグラデーションカラースケール®カラー診断をご受講頂いたこともあり、「娘に色んな体験をしてほしい」というSさまの温かい想いがきっかけで、今回Miyaθへお越しくださいました。
Mさまのようにお若い学生さんの間でも、「パーソナルカラー」に興味をもってくださっている方が多いようで、ファッションのお悩みを伺いますと、「濃い色が似合いにくい」とのことでした。
受講コース
Mさまがご受講くださいましたのは、Miyaθグラデーションカラースケール®ライトBコース。
グラデーションカラースケール®と120色ドレープを使用した、タイプ分けしない完全オーダーメイドのパーソナルカラー診断に特化したコースです。
ミニサイズの色見本帳にMさまだけの似合う色だけを集めてまとめていますので、例えば具体的にどんな色みが似合うのが一目で把握できます^^
グラデーションカラースケール®診断結果
Miyaθでは、初めにグラデーションカラースケール®6枚を使ったパーソナルカラー診断をいたします。
「似合う色」を表現するためには、世界中で統一された「色のものさし」である「色相・明度・彩度」を知ることがとても重要です。
グラデーションカラースケール®には、色相(ベースカラー)ドレープ、明度ドレープ、彩度ドレープがあり、ドレープそれぞれをあご下で左右にスライドさせて診断することで「似合う色」の属性がわかります。
より詳細な属性を把握できる清濁ドレープも使用した、M様の診断結果は、
●ベースカラー:イエローベース
→黄みを感じる範囲が、お肌がふっくらと健康的に見えてとても好印象でした。強いイエローベースはお肌が黄ぐすみするので注意が必要、ニュートラルはまずまず似合う範囲でした。
●明度:中~高明度
→お顔全体がスッキリと上品に見えました。
●彩度:中彩度~高彩度
→お顔のパーツがはっきりと華やかな印象に。
●清濁:清色
→輪郭がくっきりと明るい印象となりお似合いでした。
グラデーションカラースケール®ドレープのベストカラー範囲
ドレープの好印象範囲をわかりやすく「⇔」で記入いたしました。
PCCSのトーン分類におけるベストカラー範囲
PCCSのトーン別色相環をイメージした図でご説明しますと、○で囲んだ「ブライト・ライトゾーン」を中心とした、明度高め・彩度高め付近がベストカラーゾーンとなります。このPCCSトーン分類表を適宜使用しながら診断を進めていきますので、お客様に「とてもわかりやすい」と喜んで頂けています。
上記の属性結果をPFCカラーチャートに記入して、色見本帳と一緒にお渡しいたします。
PFCカラーチャートはグラデーションカラースケール®理論を2次元に落とし込んだ、オリジナル製品です。ベースカラー・明るさ・鮮やかさで構成された本来3次元の色空間をこのチャートに書き込むことで、「本当に似合う色」の基準がわかり、実生活に取り入れやすくなります。
120色ドレープ診断(ベストカラー選出)
「似合う範囲を属性でわかったけれど、具体的にどんな色が似合うか知りたい」という方のために、120色のドレープからお似合いになる色を選出していきます。※講師は120色ドレープすべての三属性を理解していますので、感覚と理論を分析しながら診断を進めております。
M様のベストオブベストカラーはこちらの5色・・・!
通常3色前後ですが・・・どのお色もとても可愛くお似合いで、ご本人さまも気に入ってくださったので、5色としました^^
似合う色については「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー」の3段階でチョイスし、お顔周りに身につけるのは少し気を付けたい「ウィークカラー」のご提案もいたします。
似合う色は無限大・・・!
「似合う色は無限にある」ことはグラデーションカラースケール®が証明しています。
ですが、抽象的だとわかりにくいと感じることもあるため、Miyaθでは120色のドレープを使用して、具体的な「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー・ウィークカラー」をご提案しています。
Mさまのベストカラーはこちら↓
ベターカラーはこちら↓
ベーシックカラーはこちら↓
似合う色がたくさんあるということをおわかりいただけましたでしょうか^^(どなた様でも120色の中から約35色の似合う色をご提案しています)
ライトBコースの特典として、「ミニ色見本帳」をお渡ししています。
ブックには、120色ドレープ診断で選出した「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー・ウィークカラー」を、布製のチップで1枚1枚丁寧に手作業でお創りしていますので、後日ご郵送という形にはなりますが、
ミニ色見本帳とPFCカラーチャートがあれば実際のお洋服の発色と比較しやすいので、選ぶべきアイテムが一目瞭然です^^
4シーズン分類におけるタイプとの関連性
4シーズン分類で言うと、スプリング(イエベ春)にお似合いになる色が多く含まれますが、オータム(イエベ秋)やサマー(ブルべ夏)の中にもお似合いの色があります。色見本帳にはより詳細な診断結果を記載しております。
※4シーズン分類のパーソナルカラー診断を取り入れていらっしゃる協会はたくさんあります。ですが、日本のみならず世界中で統一された基準がないがゆえに「診断者が変わるたびに結果も変わる」ことが予測されます。そのため、Miyaθではタイプに分ける方法を重要視しておりません。ただ、他サロン様での診断結果との関連性を検証するために4シーズン分類を用いたご説明もしております。
ご感想
「自分の似合う色がはっきりとはわかっていなかったので受講しました。グラデーションカラースケールで似合う色を見ていただいたところが参考になりました。今まで似合わないと思っていた色の中にも似合う色があることがわかったので、これからに活かせそうだと思いました。」
明るく品のあるお色がとてもお似合いのMさま。このたびは数あるサロンの中からMiyaθをご受講くださいまして、本当にありがとうございました^^
まとめ/考察
Mさまは彩度高めで明るめのお色みが大変映える方でしたので、ご自身で「濃い色(ダークカラー)が似合いにくい」と感じていらっしゃったのは、すばらしい感性でした。
ただ、暗めの色を着てはいけないのかというと、そんなことはありません^^
Mさまは濁りみのないクリアな色(清色)が得意な方ですので、暗清色ならOKです・・・!
暗清色とは、
「原色に黒を混ぜた色」のことを言います。
茶色で囲った部分です↓
この範囲なら、暗いけれど濁りみがありませんのでお召しになった時の違和感が少ないはずです。
いくら明るい色が得意だからといっても日本には四季があり、寒い日には重厚感のある色を着たいと思うのは、ごくごく当たり前の感覚です。
それに、「明るい色が似合うと言われたけど、暗めの色が好き」という方ももちろんいらっしゃいます。
プロのカラーリストとして、ただ単に「外見上の似合う」を押し付けるのではなく、○○タイプの枠を超えて、お客さまの思考や個性・ライフスタイルに合ったご提案をフレキシブルにできるのが、グラデーションカラースケール®の醍醐味です。
色は、色相・明度・彩度という要素が時に複雑に絡み合って成り立っているため、それぞれの要素を簡単に診ることのできるグラデーションカラースケール®がお役に立てます^^
イエローベースとブルーベースの間のニュートラルや清濁の程度が目視できるのは、グラデーションカラースケール®カラー診断だけ。
グラデーションになった横に長いドレープを使うので、単色ドレープでは見逃してしまう「色」と「色」の間も視ることができます。
ご興味のある方はぜひ、東京グラデーションカラースケール®教室Miyaθへお越しください。
また、Miyaθでは、グラデーションカラースケール®を扱うことのできるカラーリスト養成講座を少人数制で開講しております。体験セミナーは随時開催中。どうぞお気軽にお問い合わせください^^