東京都品川区よりお越しくださったK様(50代・会社員)の診断レポートとご感想をご紹介させていただきます。
目次
ご受講のきっかけ・お悩み
Hさまの、気になるお顔周りのお悩みは「たるみ・しわ・くすみ」。
他サロン様でパーソナルカラー診断を4回ご受講済みで、
1回目→スプリング
2回目→スプリング
3回目→ダークオータム(サイアート)
4回目→サマー
という結果だったのだそう。
丁寧に診断してもらえた結果、複数のサロン様で「Kさまは○○タイプだけど、他のシーズンにも似合う色がありますよ」とアドバイスを受けたそうです。
その後、診断結果通り「○○タイプ」に忠実に色選びをしていたけれど、アクセサリーの色など疑問点が出てきて、
「シーズンで分ける分類や、ファーストシーズン・セカンドシーズンで分ける方法よりも、色相・明度・彩度・清濁というカテゴリーの中で似合う優先順位があるのでは?」と思ったことがきっかけでグラデーションカラースケール®へたどり着き、
「本当に自分に似合う色を知りたいです」と、Miyaθへお越しくださいました。
受講コース
K様がご受講くださいましたのは、Miyaθグラデーションカラースケール®ベーシックBコース。
グラデーションカラースケール®と120色ドレープを使用した、タイプ分けしない完全オーダーメイドのパーソナルカラー診断に特化したコースです。
色見本帳には似合う色と一緒にカラーコーディネートのポイントや雑誌の切り抜きコラージュを添えていますので、実際にどのようなアイテムを選べばよいのか・色の組み合わせ方までわかって、今後の洋服選びがラクになります。
グラデーションカラースケール®診断結果
Miyaθでは、はじめにグラデーションカラースケール®6枚を使ったパーソナルカラー診断をいたします。
「似合う色」を表現するためには、世界中で統一された「色のものさし」である「色相・明度・彩度」を知ることがとても重要です。
グラデーションカラースケール®には、色相(ベースカラー)ドレープ、明度ドレープ、彩度ドレープがあり、ドレープそれぞれをあご下で左右にスライドさせて診断することで「似合う色」の属性がわかります。
より詳細な属性を把握できる清濁ドレープも使用した、Kさまの診断結果は、
●ベースカラー:ニュートラル
→黄みにも青みにも属さないニュートラルな範囲が、血色の良さを感じながらも、お肌のキメが整いスッキリと洗練された印象でした。
●明度:高明度~中明度
→お顔全体がスッキリと上品に。
●彩度:高彩度~中彩度
→お顔のパーツがはっきりとし、華やかな印象に。
●清濁:清色
→本来のお肌のハリ・ツヤを引き出しイキイキとして見えました。
グラデーションカラースケール®ドレープのベストカラー範囲
ドレープの好印象範囲をわかりやすく「⇔」で記入いたしました。
PCCSのトーン分類におけるベストカラー範囲
PCCSのトーン別色相環をイメージした図でご説明しますと、○で囲んだ「ブライト・ライトゾーン」を中心とした、明度高め・彩度高め付近がベストカラーゾーンとなります。このPCCSトーン分類表を適宜使用しながら診断を進めていきますので、お客様に「とてもわかりやすい」と喜んで頂けています。
上記の属性結果をPFCカラーチャートに記入して、色見本帳と一緒にお渡しいたします。
PFCカラーチャートはグラデーションカラースケール®理論を2次元に落とし込んだ、オリジナル製品です。ベースカラー・明るさ・鮮やかさで構成された本来3次元の色空間をこのチャートに書き込むことで、「本当に似合う色」の基準がわかり、実生活に取り入れやすくなります。
120色ドレープ診断(ベストカラー選出)
「似合う範囲を属性でわかったけれど、具体的にどんな色が似合うか知りたい」という方のために、120色のドレープからお似合いになる色を選出していきます。※120色ドレープすべての三属性を理解していますので、感覚と理論を分析しながら診断を進めております。
K様のベストオブベストカラーはこちらの3色としました。
似合う色については「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー」の3段階でチョイスし、お顔周りに身につけるのは少し気を付けたい「ウィークカラー」のご提案もいたします。
オリジナル色見本帳の雰囲気
120色ドレープ診断で選出した「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー・ウィークカラー」、PFCカラーチャートをすべてまとめた、K様のためにお作りしたオリジナル色見本帳はこんな感じに仕上がりました。どなた様でも約35色のカラーチップをご提案いたします。
5㎝角の色布を使用していますので実際のお洋服の色みと比べやすいです。また、おすすめのテイストのカラーアイテムやコラージュ付きなので似合う色の具体的な取り入れ方も参考にして頂けます。(約17ページ)
凛としていて清潔感もある、カッコよさも可愛いらしさもある井川遥さんのような雰囲気を演出できるような、Kさまがさらにお綺麗に、笑顔になれる色のアイテムを集めて色見本帳にまとめさせて頂きました^^
4シーズン分類におけるタイプとの関連性
4シーズン分類で言うと、サマー(ブルべ夏)とウィンター(ブルべ冬)にお似合いになる色が多く含まれますが、スプリング(イエベ春)にもお似合いの色があります。お渡しする色見本帳に、より詳細な診断結果を記載しております。
※4シーズン分類のパーソナルカラー診断を取り入れていらっしゃる協会はたくさんあります。ですが、日本のみならず世界中で統一された基準がないがゆえに「診断者が変わるたびに結果も変わる」ことが予測されます。そのため、Miyaθではタイプに分ける方法を重要視しておりません。ただ、他サロン様での診断結果との関連性を検証するために4シーズン分類を用いたご説明もしております。
ご感想
「定番の4シーズン分類以外で、明度彩度等で細かく診断して欲しくて受講しました。
グラデーションドレープを使っての診断はとても新鮮でした。
宮下さんはとても話しやすい方で、ついつい沢山喋って時間があっという間に過ぎてしまいました^^
いろいろ丁寧にわかりやすく教えていただき、長年いろいろ迷っていた私に似合う色のキーポイント(PCCSのトーン分類で自分が似合うエリア)がハッキリわかって、とてもスッキリしました!
本当にどうもありがとうございました^^」
また、色見本帳をお届けしましたらさらに素敵なご感想を頂けましたので、ご紹介させて頂きます。
「色見本帳、とても可愛く仕上げていただいてありがとうございます^^自分に似合う色を集めてカスタマイズされた、自分だけの色見本帳なので、とても嬉しいです^^
今までの4シーズンで分けるだけでは無理があるし、いろいろ矛盾を感じていた点がクリアになって、PFCカラーチャートでの彩度・明度・清濁を織り交ぜて、自分がどのエリアが得意・不得意というのがわかったので、とてもスッキリしました!
いろいろ細かいアドバイスも明記いただいてとても参考になります。本当に、どうもありがとうございました^^」
真心こめてお作りした色見本帳を喜んでいただけて、本当に嬉しいです・・・!そして、Kさまの長年のお悩み解決に向けて、少しでもお役に立てていたならさらに嬉しいです。
このたびは数あるサロンの中からご友人さまとペアでMiyaθへお越しくださいまして、本当にありがとうございました^^
まとめ/考察
ベースカラーの視点から考察しますと、Kさまのベースカラーは「ニュートラル」でした。
ニュートラルは・・・イエローベースでも、ブルーベースでもない、その中間の黄みも青みも感じないクセのない色の範囲のことを示します。
多くの診断手法は、ベースカラーは必ずイエローベースかブルーベースのどちらかに分ける、というシステムです。
そこには「ニュートラル」という概念がないために、グループ分けの診断結果にズレが生じる原因の1つではないかと、わたしは考えています。
次に明度の視点ですが、Kさまは確かに明るめの色がお似合いではありますが、サマーにある白がたくさん混ざったすごく明るい色はKさまにとっては血色をひきすぎて寂しい印象となります。明るい色であれば、やや黄みを感じるスプリングにある色の方がお似合いになります。
また、彩度の視点でいうと、確かに彩度高めがお似合いになりますが、高彩度すべてが似合うわけではありません。
例えば、高彩度がキーポイントとされるスプリングとウィンターにおいて、スプリングの高彩度色はKさまにはとても黄みが強く感じるため、お顔が黄ぐすむ原因となります。結果的にウィンターにお似合いになる色が多いという結果ですが、ウィンターグループでも青みが強すぎる範囲は注意が必要です。
清濁の視点では、濁色はお顔全体が暗くくすんでしまっていたので、サマーの中でも濁色は似合いにくいです。
以上のことは、「似合う」とされるグループに確かに似合う色があるけれど、すべてが似合うわけではない、ということを示しています。
明度と彩度をまとめると、Kさまは、「明るめだけど鮮やかさも感じられる色み」がバツグンに映える方。
明度と彩度の関係は以下の通りです。
タイプ分類では非常に説明の難しい、グラデーションカラースケール®とPFCメソッドが大変効果的な方でした^^
イエローベースとブルーベースの間のニュートラルや清濁の程度が目視できるのは、グラデーションカラースケール®カラー診断だけ。
グラデーションになった横に長いドレープを使うので、単色ドレープでは見逃してしまう「色」と「色」の間も視ることができます。
グループに分けなくても、似合う色をご提案することは可能です・・・!
ご興味のある方はぜひ、東京グラデーションカラースケール®教室Miyaθへお越しください^^
また、Miyaθでは、グラデーションカラースケール®を扱うことのできるカラーリスト養成講座を少人数制で開講しております。
4月から学ばれる方もいらっしゃいます♪
体験セミナーは随時開催中。どうぞお気軽にお問い合わせください^^