東京都杉並区よりお越しくださったFさま(30代・会社員)の診断レポートとご感想をご紹介させていただきます。
※グラデーションカラースケール®と一般的なパーソナルカラー診断との違いを知りたい方は↓こちら↓をお読みください※
目次
ご受講のきっかけ・お悩み
Fさまは他サロンさまでパーソナルカラー診断を5回ご受講済みで、5回連続「サマー(ブルべ夏) 」という結果だったのだそう。
●結果には満足しているけれど、「濁った方が良い」と言う方と「濁りはダメ!」と言う方がいて、どっちなのかな、と疑問が出てきた
●「グリーン・黒は似合わない」とプロに言われたけど、グリーンは好きだし、友人にもグリーンのイメージあるよね・・・と言われる
●いつも黄色とピンクが似合うと言われるけど、30歳超えると少し抵抗を感じる
グラデーションカラースケール®での診断で、これらの疑問やお悩みが解消できたら、とご友人とペア診断でMiyaθへお越しくださいました。
受講コース
Fさまがご受講くださいましたのは、Miyaθグラデーションカラースケール®ベーシックBコース。
グラデーションカラースケール®と120色ドレープを使用した、タイプ分けしない完全オーダーメイドのパーソナルカラー診断に特化したコースです。
色見本帳には似合う色と一緒にカラーコーディネートのポイントや雑誌の切り抜きコラージュを添えていますので、実際にどのようなアイテムを選べばよいのか・色の組み合わせ方までわかって、今後の洋服選びがラクになります。
グラデーションカラースケール®診断結果
Miyaθでは、はじめにグラデーションカラースケール®6枚を使ったパーソナルカラー診断をいたします。
「似合う色」を表現するためには、世界中で統一された「色のものさし」である「色相・明度・彩度」を知ることがとても重要です。
グラデーションカラースケール®には、色相(ベースカラー)ドレープ、明度ドレープ、彩度ドレープがあり、ドレープそれぞれをあご下で左右にスライドさせて診断することで「似合う色」の属性がわかります。
より詳細な属性を把握できる清濁ドレープも使用した、Fさまの診断結果は、
●ベースカラー:弱いブルーベース
→やや青みを感じる範囲が、Fさまが気になる「赤み」をひいて、お肌の透明感を際立たせてくれました。青みが強すぎる範囲は白くなりすぎて不健康に見えがちなので注意が必要です。
●明度:高明度~中明度
→お肌をワントーン明るくスッキリと、上品に見えました。
●彩度:低彩度~中彩度
→お顔全体が落ち着いて、垢抜けて見えました。
●清濁:清色
→お肌がつややかに、明るく透明感が出てお似合いでした。
グラデーションカラースケール®ドレープのベストカラー範囲
ドレープの好印象範囲をわかりやすく「⇔」で記入いたしました。
PCCSのトーン分類におけるベストカラー範囲
PCCSのトーン別色相環をイメージした図でご説明しますと、○で囲んだ「ライト・ライトグレイッシュゾーン」を中心とした、明度高め・彩度低め付近がベストカラーゾーンとなります。このPCCSトーン分類表を適宜使用しながら診断を進めていきますので、お客様に「とてもわかりやすい」と喜んで頂けています。
上記の属性結果をPFCカラーチャートに記入して、色見本帳と一緒にお渡しいたします。
PFCカラーチャートはグラデーションカラースケール®理論を2次元に落とし込んだ、オリジナル製品です。ベースカラー・明るさ・鮮やかさで構成された本来3次元の色空間をこのチャートに書き込むことで、「本当に似合う色」の基準がわかり、実生活に取り入れやすくなります。
120色ドレープ診断(ベストカラー選出)
「似合う範囲を属性でわかったけれど、具体的にどんな色が似合うか知りたい」という方のために、120色のドレープからお似合いになる色を選出していきます。※120色ドレープすべての三属性を理解していますので、感覚と理論を分析しながら診断を進めております。
Fさまのベストオブベストカラーはこちらの3色としました。
似合う色については「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー」の3段階でチョイスし、お顔周りに身につけるのは少し気を付けたい「ウィークカラー」のご提案もいたします。
オリジナル色見本帳の雰囲気
120色ドレープ診断で選出した「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー・ウィークカラー」、PFCカラーチャートをすべてまとめた、Fさまのためにお作りしたオリジナル色見本帳はこんな感じに仕上がりました。どなた様でも約35色のカラーチップをご提案いたします。
5㎝角の色布を使用していますので実際のお洋服の色みと比べやすいです。また、おすすめのテイストのカラーアイテムやコラージュ付きなので似合う色の具体的な取り入れ方も参考にして頂けます。(約17ページ)
Fさまの元気いっぱい、はじける笑顔に似合いそうな、大人可愛いテイストのコラージュを色見本帳にまとめさせて頂きました。
4シーズン分類におけるタイプとの関連性
4シーズン分類で言うと、サマー(ブルべ夏)にお似合いになる色が多く含まれますが、スプリング(イエベ春)やウィンター(冬)の中にもお似合いの色があります。色見本帳にはより詳細な診断結果を記載しております。
※4シーズン分類のパーソナルカラー診断を取り入れていらっしゃる協会はたくさんあります。ですが、日本のみならず世界中で統一された基準がないがゆえに「診断者が変わるたびに結果も変わる」ことが予測されます。そのため、Miyaθではタイプに分ける方法を重要視しておりません。ただ、他サロン様での診断結果との関連性を検証するために4シーズン分類を用いたご説明もしております。
ご感想
「グラデーションカラースケール®でみて頂けるとのことでしたので、似合う色の幅が理論的に分かるかもしれないと思い申し込みました。
説明が丁寧で非常に分かりやすかったです。色彩学のお話を聴いて勉強したくなりました。疑問に感じた点も納得ができ、取り入れていくのが楽しみです。
パーソナルカラー診断を何回受けても色に納得できず、困っている方すべてにおすすめしたいです。」
と、ご感想頂きました。
今まで通勤には汚れてもいいように適当な服を着て、休日にオシャレしたら良い♡と言う考えだったけど、このコロナ流行を受けて、「毎日好きな服を着ないとテンション上がらない/どんなオシャレしよう~とコーディネートを考えることが好き!」ということに気づきました^^
と、明るい笑顔でお話されているのを聞いて、とても嬉しくなりました。
感染拡大予防のためには、基本的にはステイホームが必須・・・!ですが、出勤やのっぴきならない外出の時、オシャレやファッションを自粛する必要はないわけで・・・
どうしてもふさぎ込みがちな状況ではありますが、その中でも楽しみを見出して毎日を豊かに過ごす工夫をファッション分野で取り入れてくださっていることが、カラーリストとして、とてもありがたい気持ちになりました。
元気いっぱいの明るい笑顔で語ってくださったFさま。
Fさまの笑顔やhappyがご友人さまや勤務先など周囲にどんどん広がっていくことが目に見えてわかり、ひとりの意識が変わるだけでも社会に及ぼす影響の大きさを実感しました。
このたびは数あるサロンの中から、仲良しのご友人さまと一緒にMiyaθをご受講くださいまして、ありがとうございました^^
まとめ/考察
Fさまのパーソナルカラーは、グラデーションカラースケール®を使用した診断の結果において、清濁の視点では「清色」が、明度の視点では「明るい色」がとても美しく映える方でした。
まとめるとFさまは、「弱いブルーベースで、明るいクリアカラーが得意な方」^^しかし、「濁色も一部、悪くない」と言えます。
なぜなら、手持ちの「色立体」を使って簡単にご説明しますと、色は切れ目のない連続体ですので、濁りみのないクリアなグリーンのすぐ隣(下)にはほんの少し濁りみのあるグリーンがいます。(かなり端折った説明です)
ブルーも同じです。
このことから、濁りみのないクリアな色がバツグンにお似合いのFさまですが、「明るければ少し濁った色も似合う」ということもご案内したいです。
冒頭の、Fさまのお悩みに対してのアドバイスは・・・
●清濁どちらが似合うのか
→清色がバツグンに映えますが、明るい範囲であれば濁色(くすみカラー)もお似合いです。
●「グリーン・黒は似合わない」とプロに言われたけど、グリーンは好きだし、友人にもグリーンのイメージあるよね・・・と言われる
→青みがかったグリーンや黄みと青みの中間のニュートラルベースのグリーンもお似合いになります。特に明るいグリーンはすごく映えます^^
黒に関しては、明るい色が得意なFさまなのですごく似合うとは言い難いですが、ふんわりと軽い生地のアイテムやレース素材であれば似合わせることは可能かと思います^^
●いつも黄色とピンクが似合うと言われるけど、30歳超えると少し抵抗を感じる
→黄色やピンクはとてもかわいい色ですが、やや子どもっぽく感じて大人世代には抵抗を感じてしまうこともありますよね。そこで、少しグレーが混ざったくすんだ色を選ばれることをおすすめします。例えばくすみイエローやくすみピンクなど・・・くすみ感が強いとお肌全体が暗く地味にみえてしまいやすいので注意が必要ですが、明るめのくすみカラーであれば大丈夫です^^
グループ分けで診断するパーソナルカラー診断は、ざっくりと・簡単に・似合う色がわかる、とても楽しい診断法です。
ただ、診断を受けたけど悩んでいる方やもっと具体的に知りたい方には、「タイプに分けない」診断法が合っているのかしれません。
下の図は、いわゆる「ブルべ夏」の似合うトーンを赤ペンで囲んだ図です。
明るい色と暗めの色、彩度高めの色と地味な色、清色とくすみカラー・・・様々な特徴のある色たちが一つのグループに集まっていることが、本当に似合う色が見つけにくい大きな理由のひとつです。
色は、色相・明度・彩度という要素が時に複雑に絡み合って成り立っているため、それぞれの要素を簡単に診ることのできるグラデーションカラースケール®がお役に立てます^^
イエローベースとブルーベースの間のニュートラルや清濁の程度が目視できるのは、グラデーションカラースケール®カラー診断だけ。
グラデーションになった横に長いドレープを使うので、単色ドレープでは見逃してしまう「色」と「色」の間も視ることができます。
ご興味のある方はぜひ、東京グラデーションカラースケール®教室Miyaθへお越しください^^
また、Miyaθでは、グラデーションカラースケール®を扱うことのできるカラーリスト養成講座を少人数制で開講しております。体験セミナーは随時開催中。どうぞお気軽にお問い合わせください^^
※グラデーションカラースケール®と一般的なパーソナルカラー診断との違いを知りたい方は↓こちら↓をお読みください※