以前、出張診断で伺った鳥取にお住いのA様・40代の診断レポートとご感想をご紹介させていただきます。
目次
ご受講のきっかけ
ファッションで好きな色は「赤・ピンク・黄色」。以前4シーズンのパーソナルカラー診断を受けて「スプリング」という結果だったので、参考にしています。少し血色が悪いことが気になっていて、今回はより若々しく、自分らしくキレイになれたら、と思ってお願いしました。
受講コース
A様がご受講くださいましたのは、Miyaθグラデーションカラースケール®ベーシックBコース。
グラデーションカラースケール®と120色ドレープを使用した、タイプ分けしない完全オーダーメイドのパーソナルカラー診断に特化したコースです。
色見本帳には似合う色と一緒にカラーコーディネートのポイントや雑誌の切り抜きコラージュを添えていますので、実際にどのようなアイテムを選べばよいのか・色の組み合わせ方までわかって、今後の洋服選びがラクになります。
グラデーションカラースケール®診断結果
Miyaθでは、初めにグラデーションカラースケール®6枚を使ったパーソナルカラー診断をいたします。
「似合う色」を表現するためには、世界中で統一された「色のものさし」である「色相・明度・彩度」を知ることがとても重要です。
グラデーションカラースケール®には、色相（ベースカラー）ドレープ、明度ドレープ、彩度ドレープがあり、ドレープそれぞれをあご下で左右にスライドさせて診断することで「似合う色」の属性がわかります。
より詳細な属性を把握できる清濁ドレープも使用した、A様の診断結果は、
●ベースカラー：イエローベース（ニュートラルもOK）
→少し黄みを感じるイエローベースがツヤやハリを感じて好印象です。イエローベースでも黄みの強い範囲は黄ぐすみしてしまいますので注意が必要。ブルーベースまでスライドさせると寂しい印象になりますが、ニュートラル辺りまでなら、スッキリした印象で○。
●明度：高明度～中明度
→中明度で凛とした感じがあり、高明度でもスッキリした感じでお似合いでした。
●彩度：高彩度
→とにかく高彩度の範囲が華やか。低彩度のお色みでは元気がなく見えてしまいました。
●清濁：清色
→くすみのないクリアな色みがハリ感・ツヤ感を感じられて大変好印象でした。
グラデーションカラースケール®ドレープのベストカラー範囲
ドレープの好印象範囲をわかりやすく「⇔」で記入いたしました。
PCCSのトーン分類におけるベストカラー範囲
PCCSのトーン別色相環をイメージした図でご説明しますと、○で囲んだ「ビビット・ストロング・ブライト」付近がベストカラーゾーンとなります。このPCCSトーン分類表を適宜使用しながら診断を進めていきますので、お客様に「とてもわかりやすい」と喜んで頂けています。
上記の属性結果をPFCカラーチャートに記入して、色見本帳と一緒にお渡しいたします。
PFCカラーチャートはグラデーションカラースケール®理論を2次元に落とし込んだ、オリジナル製品です。ベースカラー・明るさ・鮮やかさで構成された本来3次元の色空間をこのチャートに書き込むことで、「本当に似合う色」の基準がわかり、実生活に取り入れやすくなります。
120色ドレープ診断（ベストカラー選出）
「似合う範囲を属性でわかったけれど、具体的にどんな色が似合うか知りたい」という方のために、120色のドレープからお似合いになる色を選出していきます。※120色ドレープすべての三属性を理解していますので、感覚と理論を分析しながら診断を進めております。
似合う色については「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー」の3段階でチョイスし、お顔周りに身につけるのは少し気を付けたい「ウィークカラー」のご提案もいたします。
オリジナル色見本帳の雰囲気
120色ドレープ診断で選出した「ベストカラー・ベターカラー・ベーシックカラー・ウィークカラー」、PFCカラーチャートをすべてまとめた、A様のためにお作りしたオリジナル色見本帳はこんな感じに仕上がりました。どなた様でも約35色のカラーチップをご提案いたします。
5㎝角の色布を使用していますので実際のお洋服の色みと比べやすいです。また、おすすめのテイストのカラーアイテムやコラージュ付きなので似合う色の具体的な取り入れ方も参考にして頂けます。（約17ページ）
4シーズン分類におけるタイプとの関連性
4シーズン分類で言うならば、スプリング（イエベ春）にお似合いになる色が多く含まれますが、好印象範囲であれば、ウィンター（ブルべ夏）にもサマー（ブルべ夏）、オータム（イエベ秋）にもお似合いの色があります。色見本帳には、より詳細な診断結果を記載しております。
※４シーズン分類のパーソナルカラー診断を取り入れていらっしゃる協会はたくさんあります。ですが、日本のみならず世界中で統一された基準がないがゆえに「診断者が変わるたびに結果も変わる」ことが予測されます。そのため、Miyaθではタイプに分ける方法を重要視しておりません。ただ、他サロン様での診断結果との関連性を検証するために4シーズン分類を用いたご説明もしております。
ご感想
「今日は本当にありがとうございました。似合うブルーがあんなにあるなんて目からウロコでした。これから服やアクセサリー選びが楽しみです」「カラーチャートのファイル、丁寧にしていただいて感激でした。早速役立たせてもらってます」とご感想頂きました。
その後、
「今まで着てた服たちのほとんどがグラデーションカラースケール®ですごく似合うと言われた色には無い色だったから、今までのがパッとしない気がしてきました。ロイヤルブルーのワンピは自分でもなかなか似合ってると思って気に入ってます。何人かに褒められました。ちなみにTシャツやカーディガンも買っちゃいました。ブルーが増えていってます♩これから少しずつ似合う色を買い足していって、タンスの整理をしたいと思ってます^^
大きくなったら宮下さんに娘の色、みてもらいたいです。ロイヤルブルーのワンピを着てると、いいなーお母さんはいっつも綺麗な服着て、と言ってくれてるから、似合うと思ってくれてるみたいです^^」
とご感想頂きました。
数あるサロンの中からMiyaθをご利用くださいまして本当にありがとうございました・・・！
まとめ／考察
A様は以前「スプリング」と診断されたことから、トーン表ではブライトトーン、いわゆるコーラルピンクをよくお召しになっているようでした。ですが、「少し血色が悪い」というお悩みがありました。イエローベースの色みなのに血色感が足りない・・・つまり、鮮やかさがもう少し必要だったのです。
グラデーションカラースケール®の1つに、彩度ドレープがあります。A様は高彩度の範囲でお顔映りがとても冴えてお似合いでしたので、彩度がとても重要な方ということがわかります。
単色ドレープでは把握しにくい、「色」と「色」の間の鮮やかさもしっかり診断することができるグラデーションカラースケール®が大変有効な診断をさせていただいたことに感謝です。
また、「パーソナルカラースプリング」だから
●イエローベースだから「青」は着をはいけない
●ベーシックカラー（白・黒・紺）を着てはいけない
と思っていらっしゃいました。
Miyaθでは「似合うベーシックカラー」として、ネイビーやホワイト、ベージュ、キャメル、ブラウンなどをご提案させて頂きました。
「保育園の送り迎えとか、周りはみんな黒いから、似合うベーシックカラーを教えてもらえて良かったです！」と、とても喜んで頂けました。
どなたでも、必ず似合うベーシックカラーが存在します。
いくら好印象範囲が鮮やかな色だと知っていても、地域性や慣習、県民性に合わない色みは着にくいですよね。
わたしは田舎出身で、今まで鳥取、京都、福岡、神奈川、埼玉、千葉に住んできました。同じ関東でも実は、地域が違えば価値観や嗜好・ライフスタイルがまったく違うということを知っているので、ただ「似合うから」と定型文をお伝えするのではなく、お客さまの置かれた環境やライフスタイルを理解した上で、似合う色をどのように活かしていくのかご提案できるカラーリストでありたい、と思っています。
どんなに「似合う」と言われても、「似合う色」よりも「周りと馴染むことが優先」な時だってあるわけですし、枠にとわれないで色を楽しむことが一番・・・！
TPOや季節に合わせて似合う色を取り入れて頂きやすいように、Miyaθでは「似合う色」を幅広くご提案することを心がけています。
グラデーションカラースケール®は、イエローベースとブルーベースの間のニュートラルも、明度・彩度それぞれじっくり診断できて、お客様にもハッキリご説明できる唯一の診断手法です。理論がわかると自信を持って診断できますし、お客様の満足度も非常に高くなります。
Miyaθでは、グラデーションカラースケール®を扱うことのできるカラーリスト養成講座を少人数制で開講しております。体験セミナーは随時開催中。どうぞお気軽にお問い合わせください^^
