目次
はじめに
一般的なパーソナルカラー診断は、イエローベースかブルーベース、そのどちらかに分類されるところからスタートします。
ところが、「イエローベースもブルーベースもしっくりこない・・・」そんな風に感じる方が、近年とても増えてきました。
プロのパーソナルカラーアナリストでさえも、【診断が難しい方】つまり、【イエローベースかブルーベースのどちらか、○○タイプに分けることが難しい】と感じる場面が増えてきたようです。
プロでもそう思う理由のひとつとして、ベースカラーには、イエローベースでもブルーベースでもない、【ニュートラル】というエリアがあるからだと、わたしは思います。
パーソナルカラー診断が日本で広まってから約40年以上経ちました。今こそパーソナルカラーをアップデートしませんか^^
ベースカラー「ニュートラル」とは?
一般的なタイプに分けるパーソナルカラー診断では、
- 下の写真のような、「1枚1色」である単色の布を使って診断
- ベースカラーはイエローベース、ブルーベースの必ずどちらかに分類される
以上のような考え方で診断を進めています。
ところが、色を規則的に並べるとわかるように、色は虹のようにつながっていて、あるところを境に急に黄色っぽくなったり、逆に青っぽくなったりしないんですね。
例えば、白と黒の間には「グレー」があるように、
ブルーベースとイエローベースの間には、別の第3のベースカラーがあることがわかってきました。
それが、【ニュートラル】です。
「1枚1色」である単色の布は、親切な団体であれば、それぞれイエローベース、ブルーベースと教えてくれていますが、そのイエローベースとブルーベースの布を使って【ニュートラル】を正確に把握することは難しいですし、【ブルーベース】の中でも、弱いブルーベース・強いブルーベースをはっきりと見分けることも困難です。
【グラデーションカラースケール®】という、横長の特別な布を使うことで、はっきりと、【ニュートラル】を目視することができます。
ニュートラルを目視できる【グラデーションカラースケール®】の詳細はこちらです。
本日は、【ベースカラーニュートラル】のアイシャドウをご紹介します^^
※この記事は、2024年3月にMiyaθがYouTubeでご紹介したものを文字起こししながら、加筆・修正したものです。
「ニュートラル」のアイシャドウ
ORBIS オルビス フォートーンズスタイリングアイズ/06ピンクサンセット
かなり絶妙な【ニュートラル】のピンク色のアイシャドウです。
メイクにはあまり詳しくないわたしの方法ですが、塗り方の一例をご紹介しますね。
- 左上のAを指にとり、まぶた全体に薄く塗り広げる。(アイシャドウの仕上がりを良くするためのベースの役割。くすみを飛ばして発色良く、メイク持ちを良くしてくれる効果が)
- 右上のBを二重幅よりも少しはみ出るくらい(一重の場合、目を開けた時に5mmほど見えるくらい)塗る。
- (左下のCをBの上に重ねて塗る。)
- 右下のDを付属の細いチップにとり、目のキワに塗る。
右下【D】は、柔らかいニュートラルのブラウンですので、イエローベースでもブルーベースでも、どんなパーソナルカラータイプの方でもなじみやすいと思います。個人的にすごくお気に入りの色みです^^
補足ですが、1→2まで塗った時、少しオレンジがかったピンクに発色する場合があります。
ニュートラルでも、おひとりおひとり肌の色や肌質が微妙に違いますので、とても馴染む方もいらっしゃれば、少しオレンジがかったピンクに発色する方もいらっしゃいます。もちろん、好みもあると思います。
もし、「もう少しオレンジみをなくしたいなぁ」と思われたら、【3.左下のCをBの上に重ねて塗る】を試してみていただければと思います。
このパレットのキモはBとC。Bは発色が良いのですが、Cは肌の上でこの色が現れるのではなくて、どちらかと言えばパールのような明るい輝きを与えてくれる、ハイライトのような役割があります。
ですから、少しオレンジがかってしまうようなピンク【B】に白っぽさをプラス【C】することにより、クセのないニュートラルピンクに補正・調整することも可能となります。
【B】と【C】はお好きな量を塗ってください^^
塗る方法としましては、付属のチップを使っても良いですし、指で塗っても良いと思います。
ちなみはわたしはこんな感じのアイシャドウブラシ(写真中央)を使っています。ダイソーで購入したものですが、フサフサで気持ちが良いです^^
指、チップ、ブラシ、使う道具次第で肌の載せた時の色の出方(発色)は変わりますので、色々試してみてください。
オルビス フォートーンズスタイリングアイズ 06番ピンクサンセット 2,200円税込み
無印良品 MIJI アイカラー4色タイプ ピンクブラウン
このパレットのキモは、左上の可愛いパウダーピンクと、右上の穏やかピンクです。
- 左上のAを二重幅よりも少しはみ出るくらい(一重の場合、目を開けた時に5mmほど見えるくらい)塗る。
- (右上のBをAの上に重ねて塗る。)
- 右下のDを目のキワに塗る。
見た目の通り、左上の可愛いピンクは、全然くすみ感のない、クリアなパステルカラーのピンクです。白がたくさん混ざっているので、とても明るい・淡いピンクです。
お肌にのせたときの発色も、クリアな白っぽいピンクとなりますので、そのピンクがすごく映える方もいれば、「ちょっと白浮きするような気がする」という方もいらっしゃいます。
「ちょっと白浮きするような気がする」という場合は、【3.(右上のBをAの上に重ねて塗る)】を試してみてください。Bは私たちの肌色に比較的近い穏やかピンク色なので、Aのパステルピンクの白っぽさを少し和らげてくれます。
このMUJIのパレットは、たくさん塗っても厚塗り感は全然ありません。たっぷり塗ってOK
ただし、運動したり汗をかくととれやすいので、朝メイクした後にお化粧直しの手間を省きたい、という方は、メイクキープスプレーも併用されると良いと思います。
右下Cは、どちらかと言えばブルーベースの方になじみやすい赤みのブラウンですが、目のキワに塗る場合はイエローベースでもニュートラルでも問題なく使えます。
ちなみに、一番大きい面積の白部分はわたしは使いませんでした。
無印良品 MIJI アイカラー4色タイプ ピンクブラウン 790円税込み
オルビス ツイングラデーションアイカラー/シュガーストーム
2色のシンプルなアイシャドウです。オルビスさんのパーソナルカラーチャートでは、ブルーベースエリアに配置してあり、「青みピンク」というような表示でした。
ですが、こちらのピンクはかなり絶妙なピンクで、ニュートラルな方でも大丈夫なピンクなのでご紹介しています。
ちなみにわたしは、【イエローベース】ですが、このピンクすごく使えますよ^^
塗り方は、
- Aを二重幅よりも少しはみ出るくらい(一重の場合、目を開けた時に5mmほど見えるくらい)塗る。
- Bを目のキワに塗る。
以上です。とってもシンプル♪
ただ、1つだけ注意していただきたいことがあります。
それは、本日ご紹介した3つのうち、一番ラメ感があって、あざやかなピンク色ということです。
ひと塗りでパッと華やぐあざやかなピンク色なので、塗り方しだいで、「派手なピンクを付けた人」として目立ってしまう可能性があります。
大きいギラギラしたラメではないので、決して下品な感じにはならないですが、ビジネスシーンではちょっと気を付けたほうが良い場面もあるかもしれません。
調整しながら、丁寧に塗ってみることをおすすめします。
繰り返しますが、わたしはこんな感じのアイシャドウブラシ(写真中央)を使っています。ダイソーで購入したものですが、フサフサで気持ちが良いです^^
Bのブラウンもきれいなニュートラルのブラウンです。
この2色はコンパクトながら捨て色なし、のとても優秀なパレットだと思います。
オルビス ツイングラデーションアイカラー/シュガーストーム 1,100円税込み
塗ってみたイメージ
YouTubeでは、実際に塗った姿でお話をしております。参考にしていただければ幸いです。
最後に・・・
本日は【ベースカラーニュートラル】の方に似合いそうなアイシャドウをご紹介いたしました。
【ベースカラーニュートラル】の色は、多くの方になじみやすい色ではありますが、
「なじむ色」というのは、ベースカラーだけではなく、あざやかさや明るさ、清濁も大きく影響しています。
また、コスメの見た目の色がそのまま発色される方もいらっしゃいますが、おひとりおひとりお肌の色素や質感が違いますので、違った色みとして発色される方もいらっしゃいます。
必ず店頭で試して頂き、納得されたうえでご購入くださいませ。
以下のブログでは、ニュートラルのリップとチークもご紹介しています^^
Miyaθグラデーションパーソナルカラー診断を受けて頂くと、お手持ちのコスメの色みを診させて頂くサービスを実施しております。
「私はもしかして、ニュートラルなのかな」「ニュートラルってどんな色なのか知りたい」
ご興味のある方はぜひ、東京中央区東日本橋のMiyaθビューティサロントーキョー(レンタルスペース)へお越しくださいませ。
「ニュートラルを見分けられて、診断できるようになりたい!」そう思われた方は、グラデーションパーソナルカラー講座がおすすめです。
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【宮下伸子/Miyaθ Beauty Color Channel】