こんにちは。
Miyaθ東京リバーサイド本校にて、グラデーションカラースケール®を使ったパーソナルカラーリスト資格取得講座を開催しております、宮下伸子と申します。
星の数ほどあるブログの中から、お越しくださいましてありがとうございます^^
近年、パーソナルカラーやグラデーションカラースケール®に興味を持ってくださる方が増えてとても嬉しく思っています。
ところが最近、診断を受けたけど「よくわからなかった」という方も増えてきているようです。同じ業界の人間として申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・。
パーソナルカラー診断がアメリカから渡ってきて40年以上経ち、今や、さまざまな流派が存在します。
きっと、おひとりおひとりに合った診断法やサロンに出会えさえすれば、残念な気持ちになる方も少なくなるのではないか、と考え、色彩検定1級保有・現役のパーソナルカラーアナリストのMiyaθが、診断手法のメリットやデメリット・得られる結果などを実体験に基づいて綴らせて頂くことにしました。
あなたの疑問が解決し、色に囲まれた楽しい毎日を送るきっかけとなりましたら幸いです。
目次
パーソナルカラー診断とは(概論)
パーソナルカラーって何?
例えば、憧れの人や雑誌のモデルさんの真似をして買った洋服が、いざ袖を通してみると「あれ?似合わない」そんなご経験はありませんか?
原因の1つに、おひとりおひとりに個性があり、生まれ持った色素が微妙に違うから、ということが考えられます。
憧れの人には似合っていた服の色が、あなたにも同じように似合うとは限らないのはそういう理由です。
でも、残念に思うことは、ありません。他の誰でもない、あなただけの似合う色が必ずあるのですよ。
パーソナルカラーとは、おひとりおひとりの人間が持っている色素(肌・瞳・髪の毛など)に調和して、似合う色・好印象を与える色のことを言います。
あなたの「好きな色」とは意味合いが異なり、「性格診断」でもなく、パーソナルカラーは第三者の価値観です。
パーソナルカラーを知るメリット・デメリット
似合う色・好印象を与える色とは、ひと言で言うと「きれいに/美肌に見える色」。
ここでは、パーソナルカラーを取り入れるメリット・デメリットの一例をお伝えしますね。
メリット | デメリット |
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わたし自身がパーソナルカラーを知って、人生が好転したのでバイアスがかかってしまうのですが・・・、パーソナルカラーを知って損する、ということはないんじゃないかな、と思います。
「好きな色が似合う色でない場合は、あまり気にしないでおこう」それくらい気軽な気持ちで受けるのが良いでしょう。
まずは手軽に、無料の自己診断からスタート
もっとも気軽にパーソナルカラーを知りたい場合、まずは無料で体験できるツールが便利ですね。
- UNIQLOやエチュードハウスなどファッション系や化粧品のWebページで、チャートに添って答える
- 写真でわかる画像診断アプリ
- 雑誌や書籍での簡単な見分け方を参考にしたり、手のひらや甲を載せてジャッジするもの(ゴールド・シルバー)
様々な方法があります。
すべて、無料で・自宅で・気軽に試せるので嬉しいですね^^
ところが・・・
- チャートの選択肢が、全部当てはまる
- 虹彩や血管の色、目の模様が、自分では全然わからない
- 光の加減で結果が変わって、結局全部似合うことに
など、判断に迷うことが多く、「やっぱりプロに診てもらいたい」と思われる方が多いです。
「タイプに分ける」「分けない」それぞれのメリット・デメリット
診断手法は大きく分けて2種類。
「タイプに分ける」or「分けない」です。(タイプに分けないのは、グラデーションカラースケール®カラー診断のみ)
【「タイプに分ける」パーソナルカラー】
メリット | デメリット |
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【「分けない」パーソナルカラー(グラデーションカラー診断)】
メリット | デメリット |
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次に、「タイプに分ける」or「分けない」診断、それぞれの内容をお伝えします。
「タイプに分ける」パーソナルカラー診断とは
「タイプに分ける」診断とは
あらかじめ設定された「グループ」に当てはめて「似合う色」を教えてもらえる診断法です。
単色ドレープで診断
様々な色布(単色ドレープ)を胸元に当てて、お顔映りを診ていきます。
それぞれの色布は各団体があらかじめ決めたグループのどれかに所属しており、お顔映りの良い布の数を診て、多数決や勝ち抜き戦で、「似合うグループ」を教えてもらえます。(上の写真は春グループ)
似合う色は「グループ」で教えてもらえる
日本で最も古い診断手法は「春・夏・秋・冬」の4つのグループに分類されるフォーシーズン診断法。百貨店で体験できるのはこちらです。
パーソナルカラーは進化し続け、さらに細分化された診断手法も出てきました。
驚くほどたくさんの協会・団体がある中で、特に人気の分類法をピックアップして掲載させていただきました。
- 16タイプ(ライト・ブライト・ビビッド・ウォーム・ストロング・ミューテッド・クール・クリア・ディープ・・・)
- 12分類/サイアート(ライト・ブライト・トゥルー・ソフト・ダーク・ダーク・・・)
- 15タイプ(キュート・マイルド・ブライト・ミスティ・エレガント・フレッシュ・クールビューティ-・ソフトモダン・リッチ・クラシック・マチュア・ブリリアント・クールシャイニー・モダン・スタイリッシュ・・・)
診断で使用するドレープの種類や枚数、分け方に統一された基準はありませんが、
●必ず、イエローベースorブルーベースに分類
●グループに素敵なお名前がついている
のが特徴的です^^
分類の数が違えども、あらかじめ決められたタイプに当てはめて似合う色を教えてもらえる手法は同じです。
発祥地
アメリカで発展し、1980年代に日本でも知られるようになってきました。
日本で進化し続け、派生した流派は多数あり、おおむね東京・銀座・表参道付近に本部があります。
資格取得について
それぞれの協会や団体のカラーアナリスト認定講座を経て、資格取得できます。
講座を受講した時点で資格取得できるタイプと、講座受講後に認定試験やレポート提出するタイプがあるようです。
どちらも国家資格ではないので、難易度はそれほど高くはありません。
特許取得していない団体の場合、無資格(無認定)のパーソナルカラーアナリストも存在します。
なぜなら、今や情報過多社会。YouTubeなど無料でいくらでも情報を得ることができます。さらに、パーソナルカラー診断で必須のドレープ(布)やカラーチャートをネットで購入することができるので、独学でお仕事にする方もいるとか・・・。
必ずしも資格が必要な職種ではありませんが、お客さまの人生に対して影響力の大きい仕事ですので、信用できる団体さまの適切なカリキュラムの勉強が必要だと個人的に感じます。
診断を申込む前にご自身で、安心してお任せできるアナリストさんなのかをしっかり把握・確認していただく必要があります。
「分けない」パーソナルカラー診断(グラデーションカラースケール®)とは
「タイプに分ける」パーソナルカラー診断との”決定的な”違い
どのタイプにも当てはまらない・タイプにバッチリ当てはまらない人を救うための診断法です。
特許取得「グラデーションカラースケール®」使用
一般的なパーソナルカラー診断は、ピンクの布、ブルーの布・・・のように、それぞれのドレープは単色です。
一方、グラデーションカラースケール®は、グラデーション状に変化した色がプリントされたオリジナルドレープです。
例えば、「白からグレーを経て黒へ」「鮮やかな赤が徐々に鈍い赤へ」「強いイエローベースから強いブルーベースへ」と、色が自然に移り変わるさまが1枚の布にプリントされています。
この「移り変わるさま」がポイント・・・!
虹を思い浮かべてみてください。虹をクレヨンで描くとき、7色くらいで描きたいな~と思いますね。
でも、実際の虹はくっきりと色が分かれていません。徐々に、徐々に、少しづつ色みが移り変わり、様々な色で構成されています。
実は、この「虹」が、色の正体なんです^^
まるで虹のようなグラデーションカラースケール®で診断することで、色と色の間にも似合う色があるんだ、具体的には、イエベとブルべの間に「ニュートラルがあるんだ」ということをご体感頂けるのです。
JPFCAオリジナルのPFC分析
特許取得済みの方法で、似合う色を「属性」で知ることができます。
「属性」というのは色の性質のことで、色を表現するための「色のものさし」です。
- 色相(しきそう)
- 明度(めいど)
- 彩度(彩度)
「似合う色」を説明するために、Miyaθでは、3つの属性の視点でお伝えします。
それぞれ、少しだけ具体的にご説明していきます。
- 色相(しきそう):赤とか黄、青など、色みのこと。パーソナルカラー診断においては、ベースカラーのことです。
イエローベースからブルーベースに移り変わるピンクとグリーンのドレープを使って、得意なベースカラーを診ていきます。
- 明度(めいど):明るさ・暗さのこと。
白からグレーを経て黒に移り変わるドレープを使って、明るめの色、暗めの色、その間の明るくも暗くもない色、どのあたりが最も似合うのかを診ていきます。
- 彩度(さいど):鮮やかさ加減のこと。
赤の鮮やかさ加減が移り変わるドレープを使って、鮮やかな色、落ち着いた色、中間、どのあたりが得意か診ていきます。
パーソナルカラーにおいて、得意な清濁を知ることも重要です。
清濁とは、くすんだ(濁った)色と、濁りみのないクリアな色のこと。どちらが得意なのかは、2種類の清濁ドレープを使って診ていきます。
以上、合計6枚のグラデーションカラースケール®を使って導きだされた得意な色の範囲を、PFCメソッドでカラーチャートに記入。
得意な色の傾向が一目でわかります^^
グラデーションカラースケール®で診断するメリット
「ニュートラル」ってどんな色か説明できますか?
日本パーソナルファッションカラーリスト協会(JPFCA)では、「ベースカラー ニュートラル」とは、黄みを感じるイエローベースや青みを感じるブルーベース、そのどちらでもない範囲、言い換えると「黄みも青みも感じない・どちらにも偏らない範囲」と定義しています。
「ニュートラル」の一般的な意味を調べると、「中間、中立」と書かれています。車のギアにも「N」がありますし、色彩学では無彩色(白や黒など)を示す言葉としても使われています。
このように「ニュートラル」という言葉はさまざまな場面で使われています。
最近ではタイプ分類の診断手法において、「イエベブルべというベースカラーにとらわれなくても良いお客さま」に対して「ニュートラルですよ」と説明するアナリストも増えてきました。※「グリーンベース(グリべ)」と呼んでいるアナリストもいます。
しかし、Miyaθは、「イエベブルべというベースカラーにとらわれなくても良い/イエベもブルべも両方似合う」こんな意味合いで「ニュートラル」を定義していません。
実際に「グラデーションカラースケール®」を当ててみた結果、黄みも青みも感じない・どちらにも偏らないニュートラルの範囲が特にお顔映りの良い方に対して「あなたはニュートラルですよ」とご提案しています。
ベースカラーにも幅があります。イエベ・ブルべと単純に2つだけではなく、強いイエベ・弱いイエベ・ニュートラル・強いブルべ・弱いブルべと、ざっくりでも5つにわけられます。
「イエベもブルべも両方似合う」という言葉は、本来の色空間や色の映り変わりを知っていたらなかなか言えない言葉です。
実際、Miyaθにお越しになるお客さまの多くが「他のサロンで『ニュートラル』って言われたのですが、具体的にどんな色が『ニュートラル』なのか教えてもらえませんでした」とおっしゃいます。
Miyaθは、「具体的にニュートラルはこんな色です」と、カラーチャートもしくはドレープでご提示できます。
「ニュートラル」という結果は、特許取得済の特別なドレープを使って、実際にお顔映りを診断するからお伝えできることなんです。
「イエベ・ブルべをまたいで似合うのはどうして?」が解決
タイプに分ける診断では「イエローベースとブルーベースにまたがって似合いますよ」という結果の方が約80%です(Miyaθ調べ)
例えば・・・1stはサマー、2ndはスプリング、1stがオータム、2ndがサマー。オータムサマーミックスや、春夏ミックス、春冬ミックスなど。
診断してもらったアナリストさんが変わるごとに、スプリング→オータム→サマー→ウィンターと結果も変わった!春夏秋冬コンプリート!なんてことも珍しくありません。
これは、「黄みも青みも感じない・どちらにも偏らないニュートラル」の存在や、「得意な明るさ・鮮やかさ・清濁を知ること」で解決します。
タイプ分類は、色を大まかにとらえた分類法のため、細かい点でどうしても矛盾が生じるのです。
グラデーションカラースケール®では、得意なベースカラー・明るさ・鮮やかさがわかるので、矛盾がありません。
また、「明るい色が得意」「鮮やかな色だとお顔が負けちゃうから、落ち着いたくすみカラーを選ぼう」「黄みの強い色はくすんじゃうから、黄みの強い色は気をつけよう」こんな風に、アイテムの取捨選択がしやすくなるという快適さもあります。
「似合うタイプの色なのに、しっくりこない」理由が分かる
タイプ分類のパーソナルカラー診断を受けた方の中で、「似合うタイプの色のはずなのに、しっくりこない」というご経験のある方が多いです。
気軽に受けられる、とても楽しい診断法ですが、残念ながら弱点があるんです。
それは・・・「似合う色のグループに、同時に、似合わない色も入っている」ということ。
繰り返しになりますが、タイプ分類は色を大まかにとらえた分類法のため、細かい点でどうしても矛盾が生じます。
あなたが選んだ、似合うはずの色は、実は似合わない色だった、ということも十分に起こり得ることなんですよ。過去の私もその矛盾を実感した時、とても驚きました。
そもそも、あらかじめ決められたグループに「唯一無二のあなた」を当てはめる、というのが無理があること。
グラデーションカラースケール®は、どのタイプにも当てはまらない・タイプにバッチリ当てはまらない人を救うための診断法です。
タイプに分けないで得意な色の傾向(ベースカラー・明るさ・鮮やかさ・清濁)がわかるので、似合う色だけではなく、苦手な色も把握しやすいシステムになっています。
発祥地・本部
JPFCAなかがわやすこ代表理事が2013年にPFCメソッドとグラデーションカラースケール®で特許取得(特許第5319003号)しました。本部は神戸にあります。
グラデーションカラースケール®個人診断が受けられるサロン
北海道・札幌、新潟、仙台、東京、神奈川・横浜、埼玉・浦和、千葉、愛知、大阪、京都、兵庫・神戸、岡山、広島、鳥取、福岡、沖縄など、全国にJPFCA認定講師・認定カラーリストがおります。
ただし、診断料金やメニュー内容は統一ではありませんので、各サロンへ直接お問合せ頂き、しっかりご確認ください。
ちなみに、Miyaθは東京で活動しております^^ グラデーションカラースケール®と同時に骨格診断が受けられるレアなサロン、ペアでもご受講いただけます。オリジナルの布の色見本帳がとても好評です♪
※Aコースに限り、学割/シニア割(70歳以上)があります。(2名さま以上~おひとりにつき5,000円OFF!)
Miyaθ個人診断の詳細はこちらです
資格取得について
特許取得済の特別な教材を使用しますので、市販の本を買って独学で勉強したり、仕事にすることができない資格です。
全国の認定講師のもとで勉強し、認定を経てお仕事にすることが可能です。
まとめ
手軽にざっくりと似合うを知りたければ→「タイプに分ける」パーソナルカラー診断
より詳しく、筋道立てて似合うを知りたい方は→「タイプに分けない」パーソナルカラー診断(グラデーションカラースケール®)
どちらもメリット・デメリットがありますので、しっかりリサーチや直接質問をして、気持ちよく診断を受けてくださいね。
あなたのご要望に合致した診断法やサロンに出会えますように、心から願っています^^
最後に
長文になってしまいましたが、パーソナルカラー診断/グラデーションカラースケール®について、少しはお役に立てましたでしょうか。
宣伝になってしまうので、大変心苦しいのですが・・・
「グラデーションカラースケール®の勉強をしてみたい!」「ニュートラルが提案できるグラデーションカラースケール®カラーリストになりたい!」と思ってくださいましたら、関東・東京Miyaθへお任せください^^
今まで、東京・神奈川(湘南・川崎)・千葉・埼玉にお住まいの10名以上の受講生さまにお越しいただいております。
Miyaθ東京リバーサイド本校は、東京都葛飾区にあります。銀座・有楽町から電車で約30分・品川から35分・横浜から55分。羽田空港や成田空港からのアクセスも便利な場所にあるので、遠方にお住いでもご受講頂きやすいかと思います。
また、どうしても遠方で受けられない・自宅を空けられないという方には、オンライン通信(zoomなど)でも受講できるコースもございます。(ベースカラーリスト・pre-1講座)
pre-1講座をオンラインでご受講頂いた方は、特典として、講座終了後にMiyaθがあなたの街へお伺いします^^
せっかく貴重な時間とお金をかけて資格取得なさった受講生さまには、ビジネスとしてカラーの資格を活用して頂きたい、わたしはそんな想いが強いです。
オンラインでお伝えできることには限界があるので、しっかりお仕事として活用するための方法を、対面でお伝えしたいと考えています。(その際、交通費は頂きません)
ご縁のある方にはMiyaθが責任もって、精一杯応援させていただきます・・・!
Miyaθの資格取得講座についてはこちらをご覧ください
シェア・リブログ大歓迎です♪
ご質問がありましたらお気軽にお問いあわせ、もしくはLine公式アカウントよりお寄せ下さい。
お役立ち情報は質問者さまを匿名にして、ホームページでご紹介させていただく場合がございます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
ご興味持ってくださいましたら、いつでもお待ちしております^^
東京グラデーションカラースケール®講師 宮下伸子