アプリなどで自己診断のパーソナルカラー診断を体験してみたけど、なんだか違和感がある・・・そんなご経験はありませんか?
多くのパーソナルカラー診断では、黄色い肌はイエベ、赤い(ピンクみ)の肌はブルべ、というような流れになっています。
しかし、最新のパーソナルカラー診断分野では、黄色いお肌=イエベ、と完全に言い切れない、という考えが少しづつ広まってきています。
本日は、東京都品川区よりお越しくださったM様(40代・ソムリエ)の診断レポートとご感想をご紹介させていただきます。
※グラデーションカラースケール®と一般的なパーソナルカラー診断との違いは、下の画像をタッチしてください。
目次
ご受講のきっかけ・お悩み
きっかけ・お悩み
自分はお肌が黄色いからイエベだと思っていたけれど、パーソナルカラー診断のできる美容室で、まさかの【ブルべ夏】と言われたんです。【わたしは本当にブルべ夏なのか】ということと、【ブルべ夏】というカテゴリーの中でも薄い色や強い色など色々あるようなので、【一体自分はどんな色が得意なのか知りたい】と思い、グラデーションカラースケール®を受講しました。
受講コース
M様がご受講くださいましたのは、Miyaθグラデーションカラースケール®Bコース。
①グラデーションカラースケール®診断
②ベストカラー診断(120色ドレープ)
特典:似合う色だけを集めたオーダーメイドミニ色見本帳付き
理論的・具体的に【似合う色】がわかるコースです。Bコースの詳しい内容は下の画像をタッチしてください。
診断結果
色素チェック(専用シート使用)
M様はお顔全体は黄色っぽさを感じますが、頬はニュートラル、おでこはニュートラル~ややブルべ、首はイエベ、というように、場所によってお肌の色みに違いがありました。【強イエベ・弱イエベ・ニュートラル・弱ブルべ・強ブルべ】がわかる専用のシートを使うので、細かくチェックできます。
グラデーションカラースケール®診断
Miyaθでは、似合う色を「〇〇タイプ」で表現することを重要視していません。
おひとりおひとりのお肌の色みや質感・毛髪や瞳の色などを総合して「最もキレイに見える色」を、ベースカラー・明るさ・鮮やかさ・清濁の視点でお伝えしています。
「最もキレイに見える色」というのがキモで、実は、お肌が黄色い=イエベ、青みを感じる=ブルべとは言い切れないんですよ。
血色を足した方(イエベ)が良いのか、血色を引いた方(ブルべ)が良いのか、クセのないベースカラー(ニュートラル)が良いのかは、おひとりおひとり違います。
ドレープを当ててはじめてわかることですので、まずはじめにグラデーションカラースケール®6枚を使ったパーソナルカラー診断をいたします。
【グラデーションカラースケール®】とは横に長い布のこと。詳しい内容は下の画像をタッチしてください。
グラデーションカラースケール®を使って診断した結果、【⇔部分】がとてもお顔映りがよいことがわかりました。
世界共通の色のものさし、【属性】で言い換えると・・・
●ベースカラー:ニュートラル(黄色っぽさも青色っぽさも感じない、クセのない範囲)
→黄みが強すぎるとお肌が黄ばんで見え、青みが強いとお肌が白くなりすぎてげっそりとした感じになります。イエベとブルべの中間のニュートラルの範囲が一番お顔がスッキリした感じがあり、好印象でした。
●明度:高~中明度(やや明るめ)
→お肌のムラが整い、お顔全体がスッキリ均一に見えました。
●彩度:低~中彩度(色みをあまり感じない範囲)
→お顔全体が落ち着いて、垢抜けて見えました。
●清濁:明るめ濁色(くすみカラー)
→お肌がより滑らかにソフトに感じられ、お似合いでした。
似合う色をPCCSで例えるなら
明るさと鮮やかさをわかりやすく、似たような雰囲気でまとめた表を【PCCSトーン分類】と言います。
まぁるいサークルが11個見えますでしょうか。その1つ1つのサークルのことを【トーン】と言います。
11個のトーンのうち、M様に似合うトーンは、赤丸で囲んだ「ソフトゾーン」を中心とした、やや明るめ・ほんのりとした穏やかな色みということです。
【PCCSトーン分類】は、似合う明るさと鮮やかさが一目でわかる、わかりやすさがあります。
しかし、1つのトーンにベースからの【イエローベース・ブルーベース・ニュートラル】が不規則に混ざっているため、もっと細かく【似合う】を知るためには、【ベースカラー別のトーン一覧表】が必要です。
それが、【PFCカラーチャート】なんです。
赤枠内が、ベストカラー、つまり、お客様の得意な【ベースカラー・明るさ・鮮やかさ・清濁】。
世の中にあるすべての色の中から似合う色をすべて見つけることができるので、「お店で見たこの色はわたしに似合うのかな?」の判断ができるようになります^^
※下の写真は見本です
120色ベストカラー診断
【人間は色を何十万色も見分けられる】と言われています。だから、似合う色は意外と多いんですよ。
ベストカラー診断は、120色の中でおすすめ度の高い順に①ベストオブベストカラー②ベストカラー③ベターカラー、そして使い勝手の良い④ベーシックカラーがわかります。
①ベストオブベストカラー
②ベストカラー
③ベターカラー
④ベーシックカラー
似合う色の他に、お顔映りがあまり良くない、【ウィークカラー】もあります。
※講師は感覚だけでなく、120色すべての【ベースカラー・明るさ・鮮やかさ・清濁】を理解していますので、理論的にも診断を進めていますのでご安心ください。
こうやって布を並べてみると、似合う色はたくさんある、ということがわかりやすいですよね。
でも実はこれらの色以外にもたくさん似合う色があるんですよ・・・!
というのも、【人間は色を何十万色も見分けられる】と先ほどお伝えしたように、たった120色で診断したところで、【世の中にあるすべての色を診断したことにならない】からです。
もっと詳しく言うと・・・診断で使う120色は、世の中にあるすべての色から均等に色をチョイスしてきたのではなく、ざっくりと選ばれた色だからです。
すべての布の【属性(ベースカラー・明るさ・鮮やかさ・清濁)】を把握しているからこそ、とても偏りがあることを知っています。
「120色ではなくて例えば200色とか500色とか数を増やしたら良いのかな」と思われる方もおられるかもしれませんが、診断者が疲れるだけで、何も変わりません。
【人間は色を何十万色も見分けられる】ですが、色はそれ以上に無限に存在しますから^^
要するに、「マゼンタが似合う」とか、「コーラルピンクが似合う」などの【点で似合う】を知るよりも、【その似合う色の特徴】を知っている方が、応用が効くということなんですね。
似合う色の特徴は【PFCカラーチャート】というビジュアルで、また、文章でもお伝えしています。
オリジナル色見本帳
グラデーションカラースケール®・120色ベストカラー診断の結果と最適なアドバイスを、約12ページに綴りました。
人間の記憶には限界があるので、「どんな色がベストカラーだったっけ?」とわざわざ記憶をたどる手間が省けます。
PDFファイルですと媒体の色みのクセで実際の色とズレができて果たして本当はどんな色なのわかりにくいですが、リアルな色布を張り付けてるので、お洋服の生地の色と簡単に見比べることができます。
また、「○○だから、△△」という【根拠】も綴っていますので、アイテムを選ぶ時の参考にしやすいです。
大きさはA6サイズ(A4サイズの1/4)。ミニバックにも入る持ち歩きに便利なサイズ感です。
ご感想
「今までヘアカラーとか迷っていたのですが、今回で迷いが解消されました。
マックスマーラのキャメルとかベージュのコートが好きでたくさん持っていますが、イエベだと血色感は出るけれど、お肌が黄色くなる実感がありました。モノトーンも好きで、ブルべは確かに白くはなるけれど血色を引いてしまうなぁと思っていたんです。
高い買い物のアイテムが得意な色ではないと知ると残念で、もっと早く来れば良かった・・・。
Miyaθ講師はとても良かったです。新しい扉を開けた気持ちになりました^^」
遠方よりお越しくださいまして、本当にありがとうございました。
Miyaθの分析・まとめ
M様のパーソナルカラーは、グラデーションカラースケール®を使用した診断の結果において、ベースカラーは「ニュートラル」、清濁の視点では「明るめ濁色(くすみカラー)」が、とても美しく映える方でした。(「ミューテッドサマーやミューテッドオータム」に分類されるのかもしれないですね)
ご質問①「黄色いお肌=イエベ?」
M様は【自分のお肌が黄色っぽい】という自覚がありました。
Miyaθでは、診断前に以下のような肌色チェックシートを使って確認しています。【強イエベ・弱イエベ・ニュートラル・弱ブルべ・強ブルべ】がわかる専用のシートを使って、細かくチェックしました。
結果は・・・M様はお顔全体は黄色っぽさを感じますが、細かくチェックすると、頬はニュートラル、おでこはニュートラル~ややブルべ、首はイエベ、というように、場所によってお肌の色みに違いがありました。
【パーソナルカラー診断はお肌がきれいに美しく見える色】を知るための診断法。
布を当てたときの総合的なお顔映りで判断した結果、【黄みも青みも感じない、ベースカラーニュートラル】が最もお顔映えする、と判断しました。
黄色っぽいお肌で黄色っぽい色、つまりイエローベースが似合う方もいます。でも、黄色っぽいからといってみんながイエローベースとは限りません。
M様の場合、お顔の場所によっては青っぽさを感じることともある、ということもあり、それが【ベースカラーニュートラル】という結果に影響したのかもしれません。
この微差を調整できるのは、イエベ・ブルべ・ニュートラルという概念があることと、グラデーションカラースケール®というツールを使うからこそ、できることなんですね。
ご質問②「くすみとクリアどちらが得意?」
お肌の質感が似合う清濁に影響を与えやすいのですが、M様はツヤ感でもなく、マットでもなく、その中間という非常に絶妙な方でした。
色は虹のようにつながってゆるやかに変化しているものなので、絶対にクリアカラーが得意・くすみカラーが得意、という方と同じように、その中間がGoodという方もいらっしゃいます。
くすみカラーが得意な方は、若干暗くてもくすんでいればOKな場合が多いのですが、明るめの色が得意なM様は、暗いくすみカラーは苦手でした。
そのため、「ややくすみカラーが優勢」と判定し、「明るめ&くすみカラー」がベストカラーです。
M様は明るさ・鮮やかさの観点からも、明るめくすみカラーがお似合いになる、というのは明らかでした^^
ご質問③「本当にブルべ夏なの?」
グループに無理やり分けるとするならば【ブルべ夏】が優勢かな、と思います。
グラデーションカラースケール®講師としては、【M様は4シーズン分類で言うと、サマー(ブルべ夏)にお似合いになる色が多く含まれますが、オータム(イエベ秋)やスプリング(イエベ春)にもお似合いの色があります】と言いたいです。
というのも・・・
明るさと鮮やかさをわかりやすく、似たような雰囲気でまとめた【PCCSトーン分類表】で、各グループの領域を丸で囲んだのでご覧ください。
サマー(ブルべ夏)はミントグリーン、スプリング(イエベ春)は黄色、オータム(イエベ秋)はオレンジ色です。
この時点で、複数のグループの領域が重なり合っているのがわかります。
M様の似合うゾーンを加えると・・・
グループの重なる部分にM様の似合うゾーンも重なっているために、【グループをまたいで似合う色がある】ということがわかります。
さらに、ベースカラーにも注目してみると、どのグループにも【ニュートラルカラー】が入っているので、【イエベブルべというベースカラーをまたいで似合う色がある】ということもハッキリとわかりますね。
グループに分けるなら【ブルべ夏】だけれども、【薄すぎる色や暗すぎる色はやや苦手】です。
似合う色は世の中に、想像以上にたくさん存在します。
グループに分けてしまうと、本当は似合っているのに【似合わないグループだから】と気づかないまま過ごしているかもしれません。
【似合う色のバリエーションを広げられる】のが、Miyaθグラデーションカラースケール®カラー診断です^^
繰り返しになりますが、「似合う色=最もキレイに見える色」は、必ずしも、お肌が黄色い=イエベ、青みを感じる=ブルべとは言い切れません。
血色を足した方(イエベ)が良いのか、血色を引いた方(ブルべ)が良いのか、クセのないベースカラー(ニュートラル)が良いのかは、おひとりおひとり違います。
だからこそ、丁寧にヒアリングをして診断してもらえるサロンが良いですね。
イエローベースとブルーベースの間のニュートラルや清濁の程度が目視できるのは、グラデーションカラースケール®カラー診断だけ。
ベースカラーも明るさも鮮やかさも、グラデーション状に変化した色みがプリントされた、横に長いドレープを使うので、単色ドレープでは目視できない、微妙な色みもチェックすることができます。
【似合うグループの具体的にどんな色が得意なのか、苦手な色の確認】としてご利用頂くのも大歓迎です。
ご興味のある方はぜひ、東京グラデーションカラースケール®教室Miyaθへお越しください。
また、Miyaθでは、グラデーションカラースケール®を扱うことのできるプロカラーリスト資格取得講座をマンツーマンで開講しております。
体験セミナーは随時開催中。どうぞお気軽にお問い合わせください^^